矢尾伝・やを傳の由来

やを傳ロゴ
 当店は、創業者である祖父が京都の仕出し料理店『矢尾傳』で修行し、暖簾分けをしていただき、臼杵市二王座に開店したのが始まりでした。『矢尾』という名は、京都では仕出し料理・弁当屋を意味するそうです。京都には『矢尾』を冠名にした老舗仕出し料理店が現存しています。当店も約70余年は仕出し料理を中心に営業してまいりました。その後、臼杵城址公園下で営業していた旧店舗が移転することになり、店舗営業を主体とした店づくりに刷新するにあたり、『やを傳』に改名いたしました。『やを』をあえて平仮名にしたのは、暖簾分けではなく『臼杵の店である!』ということを強調したかったからです。『お』ではなく『を』にしたのは、何事も一番下から謙虚に受け止めるという気持ちを込めています。創業者の気持ちを忘れないように、という意味を込め、『伝』ではなく、あえて暖簾分けでいただいた旧字体の『傳』にさせていただきました。看板の書体は、店主の友人であり、大分を代表する書道家、大塚静峰先生の愛弟子の方に書いていただきました。そして、私が尊敬する看板屋さんにデザインしていただき、現在のロゴにさせていただきました。

やを傳の歴史

創 業 昭和8年
創 立 昭和50年6月
沿 革 昭和8年 先々代 上田彦次郎が京都の暖簾わけとして臼杵市二王座に仕出料理の矢尾伝として開業
昭和30年 現会長 上田憲二が店主となる。祖母と二人三脚で臼杵の仏事関連の仕出し料理を一手に請け負う。
昭和47年  臼杵城址公園入口に拡張移転。カウンターを作り、仕出料理とうどん屋を併設
昭和50年6月 有限会社 矢尾伝(代表取締役 上田憲二)として法人化
平成9年 上田英樹が代表取締役に就任
平成14年3月3日 現在地に移転・屋号を『臼杵豆腐とふるさと懐石 やを傳』に変更